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[B⁺シリーズ] ハイドロキシアパタイトのムシ歯予防効果がフッ化物に同等である可能性

'22.08.31

ポーランドのポズナン医科大学は、ハイドロキシアパタイト配合歯磨剤とフッ化物配合歯磨剤のムシ歯予防効果を比較し、ハイドロキシアパタイトのムシ歯予防効果がフッ化物に同等である可能性を発表しました。

この研究は、18~45歳の男女171名を対象とし、ハイドロキシアパタイト配合歯磨剤でブラッシングを行う84名と、フッ化物配合歯磨剤で ブラッシングを行う87名をランダムに振り分け、毎日朝と夜の2回食後にブラッシングを行う18カ月間の臨床試験を行いました。
その結果、18ヶ月後のDMFS指数(う蝕経験歯面数)が増加していない人の割合は、ハイドロキシアパタイト群が89.3%、フッ化物群が87.4%であり、フッ化物配合歯磨剤を使用した成人に関する歯面レベルの平均DMFS指数の増加量は、ほぼ同等であることつまりハイドロキシアパタイト配合歯磨剤とフッ化物配合歯磨剤のムシ歯予防効果は、今回の臨床試験において同等であることが示されました。

ハイドロキシアパタイトは、リン酸カルシウムの一種で、歯と骨の主成分であることが知られています、「B+」歯磨き粉は化石サンゴ由来のハイドロキシアパタイトと、カルシウムが主の74種のミネラルサプリの化石サンゴを主成分としており、ムシ歯予防効果のある歯磨き粉としてますます注目されています。

参考文献
Elzbieta P,Malgorzata P,Joachim E,Frederic M,Erik Schulze zur W,Theodor W,Bennett,T Amaechi,Hardy L, Amadeusz H,Justyna Otulakowska-Skrzynska,Anna K.Inga K,Joanna Lapinska-Antonczuk,Ewa St,Maria G.Caries-preventing effect of a hydroxyapatite-toothpaste in adults: a 18-month double-blinded randomized clinical trial.Frontiers in Public Health Volume 11-2023.

2023年8月31日